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2025年の新設住宅着工数は減少傾向?富士市の住まい選びへの影響と今後の考え方

静岡県富士市周辺の情報

出石 世一郎

筆者 出石 世一郎

不動産キャリア15年

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2025年の新設住宅着工数が3年連続で減少する見通しとなり、住まい探しの前提が静かに変わりつつあります。
全国的なマイナス傾向に加え、静岡県や富士市でも新築住宅の供給は以前ほど潤沢ではなくなり、これまでの常識だけでマイホーム計画を立てるのは難しい時代になっています。
その一方で、既存住宅の活用やリフォーム、建て替えといった選択肢が広がり、予算や暮らし方に合わせた住まいづくりの可能性も大きくなっています。
このコラムでは、2025年の新設住宅着工数の減少傾向と富士市の現状を整理しながら、これから数年のうちにマイホームを検討したい方が押さえておきたいポイントをわかりやすく解説します。
まずは全国の動きから順に見ていきましょう。

2025年新設住宅着工数は3年連続減少に

国土交通省の建築着工統計によると、2025年の新設住宅着工戸数は前年を下回り、2023年から3年連続の減少となっています。
全国の新設住宅着工戸数は、2022年以降ゆるやかなマイナス傾向が続いており、足元でも持家や分譲住宅の落ち込みが全体を押し下げています。
背景には、建築費の上昇や金利環境の変化に加え、人口や世帯数の伸び悩みなど、中長期的な構造要因が重なっていることが挙げられます。
こうした要因が重なることで、全国的に新築住宅の着工ボリュームが縮小している状況です。

利用関係別にみると、持家は建築費の高止まりや実質所得の伸び悩みから減少傾向が続いています。
貸家についても、一部都市圏で新規供給を慎重にする動きが強まり、全体としては横ばいから微減の水準となっています。
分譲住宅は、建売住宅と分譲マンションのいずれも、用地取得費や建築コストの上昇、人件費の増加などが影響し、2025年まで複数年にわたり減少が続いています。
このように、持家・貸家・分譲住宅の全てで新設住宅着工数が弱含むことで、全国合計でもマイナスが続いている状況です。

新設住宅着工数の減少は、新築住宅を中心とした住まいづくりの前提が、少しずつ変わりつつあることを示しています。
人口減少や空き家の増加が進むなかで、既存住宅の売買やリフォーム、建て替えなど、今ある住宅ストックを活用する動きが国全体で重視されるようになってきました。
また、長寿命化や省エネルギー基準の引き上げなど、既存住宅の性能向上を促す制度も整備が進んでおり、新築のみならず、既存住宅を選択肢に含める流れが強まっています。
そのため、今後は新設住宅着工戸数の動向とあわせて、既存住宅の流通や改修の状況を踏まえた住まい計画が一層重要になります。

区分 主な動き 着工減少との関係
全国新設住宅着工 2023年以降3年連続減少 人口動態と建築費上昇
持家・分譲住宅 建築費高止まりで減少 マイホーム計画の先送り
既存住宅活用 売買とリフォーム増加傾向 新築中心からの意識転換

静岡県と富士市の新設住宅着工数の現状

静岡県全体の新設住宅着工数は、国土交通省の建築着工統計調査で全国値とあわせて毎年公表されています。
直近では、全国の新設住宅着工戸数が2023年に前年比4.6%減の約81万9千戸となり、マイナス傾向が鮮明になっています。
静岡県でも、新設住宅着工数は長期的には緩やかな減少傾向にあり、全国と同様に持家・貸家・分譲住宅のいずれも伸び悩んでいる状況です。
このように、県全体としても新築住宅の供給がピークアウトしつつある点を踏まえた住まいの検討が重要になっています。

次に、富士市を含む県内市町村別の着工動向をみると、国土交通省や各種統計資料で市町ごとの新設住宅着工戸数が整理されています。
直近数年のデータでは、政令指定都市など大都市圏に着工が集中する一方で、中核的な地方都市では増減を繰り返しながら全体として横ばいから微減の傾向がうかがえます。
富士市周辺も、こうした中核都市グループに位置づけられ、県全体の中では一定の着工規模を維持しつつも、急速な増加はみられにくいエリアといえます。
このため、新築住宅にこだわる場合でも、希望条件を満たす物件を計画的に探す姿勢がより求められています。

さらに、富士市の人口と世帯数の推移をみると、市が公表する人口統計では、総人口がゆるやかに減少する一方で、世帯数は大きくは減らず、高齢世帯や少人数世帯の比率が高まっていることが分かります。
人口が減少する中でも世帯数が一定程度維持されていることは、住宅需要が急激には縮小せず、住み替えや建て替えなどのニーズが底堅く存在していることを示しています。
しかし、新設住宅着工数自体は全国・県全体の流れと同様に伸びにくくなっており、人口動態とのギャップが徐々に広がりつつあります。
その結果、富士市では、新築だけでなく既存住宅やリフォームなど、多様な選択肢を視野に入れた住まいづくりが一層重要になっているといえます。

項目 静岡県全体 富士市の位置づけ
新設住宅着工数の流れ 緩やかな減少傾向 横ばいから微減傾向
人口と世帯数の動き 人口減少と世帯微減 人口減少と世帯維持
住まい選びのポイント 新築偏重から転換 既存住宅活用の重視

富士市で新築が減る中で住まい選びはどう変わるか

国土交通省の建築着工統計によると、全国の新設住宅着工戸数は2023年から2024年にかけて減少が続き、利用関係別でも持家・貸家・分譲住宅のいずれもマイナス傾向が確認されています。静岡県も同様に新設住宅着工戸数が減少しており、県統計では直近数年で戸数が緩やかに縮小していることが分かります。この流れは富士市の新築住宅供給にも波及し、完成済み物件や建築条件付き土地の数がかつてより限られてきていると考えられます。そのため、希望条件を細かく指定したうえで新築のみを探すことは、今後ますます難しくなる可能性があります。

新設住宅着工数の減少に加え、建設費や人件費の上昇も続いているため、新築住宅の販売価格は全体として上がりやすい環境にあります。一方で、富士市は人口全体が横ばいから微減の局面に入りつつあり、世帯数は単身世帯や高齢夫婦世帯の増加によって、緩やかな伸びにとどまっています。このように、需要の質が変わる中で新築供給が絞られると、立地や間取り、予算の条件をすべて満たす住まいを新築だけで探すことは、これまで以上に時間と労力を要します。その結果として、既存住宅の購入やリフォームを含めて検討する動きが広がりやすい状況になっています。

こうした環境変化を受けて、富士市での住まい探しは、新築一択から、既存住宅の購入とリフォーム、老朽化した自宅の建て替えなど、複数の選択肢を比較する形へと変わりつつあります。国の統計でも、全国的に持家の新築着工が減少する一方で、既存住宅の流通やリフォーム市場の活用が重要視されており、住宅ストックを長く使う方向への転換が進められています。このため、富士市でマイホームを考える場合も、「新築か中古か」という二者択一ではなく、建物の築年数や性能、リフォームのしやすさを含めて、総合的に検討することが現実的になってきています。

選択肢 主な特徴 向いているケース
新築購入 最新設備と高い省エネ性能 性能重視で予算に余裕
既存住宅購入 立地優先で価格を抑える 希望エリアを優先
建て替え 慣れた環境で住み続ける 土地を既に所有

2025年以降の富士市の住まいづくりと具体的な行動ステップ

まず、2024年の全国の新設住宅着工戸数は約79万戸と、数年前と比べて減少傾向が続いています。
持家・貸家・分譲住宅のいずれも減少しており、建設費の上昇や物価高が影響しているとされています。
一方で、年度ベースでは改正建築基準法や省エネ基準の強化を前に、着工の前倒しにより一時的な増加も見られました。
中長期的には人口減少と家計負担の重さから、新設住宅は横ばいから緩やかな減少が続くという見方が一般的です。

静岡県全体でも、新設住宅着工戸数は直近数年、増減を繰り返しながらも大きな伸びは見られず、全国の傾向とおおむね同じ流れにあります。
県が公表する統計では、持家・貸家・分譲住宅のいずれも、人口の伸び悩みと建築コスト高の影響を受けている状況です。
こうした中で富士市は、約24万人規模の人口を維持しつつも、長期的には緩やかな人口減少が見込まれています。
世帯数はしばらく高止まりする一方で将来的には減少に転じる見通しのため、新設住宅は数を追う市場から、質や性能を重視する市場へと移行していくと考えられます。

今後5〜10年を見据えると、富士市での住まいづくりでは、「いつ建てるか」だけでなく「どのような選択肢を組み合わせるか」が重要になります。
具体的には、新築だけでなく、既存住宅の購入とリフォーム、二世帯化や建て替えなど、家族のライフステージに合った複数のパターンを早めに検討することが大切です。
また、将来の人口減少を踏まえると、利便性の高いエリアや防災面で優れたエリアを選ぶことが、資産価値を守るうえで重要な視点となります。
さらに、省エネ基準の強化により、断熱性能や設備の効率性は今後ますます差がつきやすくなるため、光熱費やメンテナンス費まで含めた総合的なコストで比較することが求められます。

検討すべき視点 主な確認内容 早めに動くメリット
将来の人口・世帯動向 需要が見込める立地 資産価値の下落リスク抑制
住宅性能とランニングコスト 断熱・省エネ性能水準 光熱費と維持費の長期削減
取得時期と予算計画 金利動向と総返済額 条件の良い物件と工期確保

まとめ

2025年の新設住宅着工数は全国的に減少が続き、富士市周辺でも新築だけに頼らない住まい選びが重要になっています。
新築の供給が細る一方で、既存住宅の購入やリフォーム、建て替えなど選択肢はむしろ広がっています。
大切なのは、予算や希望エリア、住宅性能の優先順位を整理し、自分たちに合う計画を早めに立てることです。
将来の人口動向や着工数の見通しを踏まえたうえで、最新の市場状況や資金計画、物件探しのポイントなどを知りたい方は、ぜひ私たちにご相談ください。
地域の実情に即した具体的なプランづくりまで、丁寧にサポートいたします。

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