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静岡県の富士市で人口推移はどう変化した?今後の傾向も紹介

静岡県富士市周辺の情報

出石 世一郎

筆者 出石 世一郎

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静岡県富士市の人口推移は、近年多くの方が関心を寄せています。「この先、富士市の人口はどう変化するのか」「今後の住まいや地域の暮らしはどうなるのか」と疑問を感じている方も少なくありません。本記事では、最新の人口データや長期的な予測、世帯・出生数の変化をわかりやすく解説し、富士市の未来を読み解きます。ぜひ最後までお読みいただき、今後の参考にしてください。

住民基本台帳ベースの直近の人口推移と現状

静岡県富士市の最新の住民基本台帳による人口は、2024年1月1日時点で241,107人となっています。これは前年から1,863人(‐0.8%)の減少で、14年連続の人口減少が続いています。また、2014年と比較すると13,301人、約5.2%の減少(年率換算で‐0.5%)が確認されます。

こうした減少傾向は、自然増減と社会増減の両面で見られます。2023年1月1日時点のデータでは、出生者数が1,407人、死亡者数が3,124人となり、自然増減は‐1,717人。一方、社会動態では転入者が7,650人、転出者が7,108人で、純増は+461人。したがって、全体では自然減の影響が大きく、社会増減による緩和はあるものの、総人口は減少傾向にある状況です。

以下に、直近の人口推移と増減の内訳を表でまとめます。

項目解説
2024年人口241,107人2024年1月1日時点の住民基本台帳ベースの人口
人口増減(前年比)‐1,863人 (‐0.8%)14年連続の減少傾向
自然増減(2023年)‐1,717人出生1,407人・死亡3,124人による差
社会増減(2023年)+461人転入7,650人・転出7,108人による差

このように、富士市では自然減が人口減少の主たる要因であり、社会増減によってある程度その影を和らげているものの、人口減少の流れは明確です。

国勢調査および将来推計による長期的な人口動向

富士市の国勢調査に基づく過去からの人口推移を見ると、2020年時点での総人口は245,392人で、2015年からの5年間で約1.2%減少しています。この減少傾向は継続し、2030年には約230,273人、2040年には約211,536人、2050年には約190,495人まで落ち込むと、国立社会保障・人口問題研究所による最新の将来推計が示しています 。

年齢構成の変化については、2020年の時点で高齢者(65歳以上)が69,636人、すでに全人口に占める割合が上昇しています 。将来推計によれば、65歳以上の人口は2025年に約71,659人、2035年に75,404人、2045年でも77,778人と緩やかに増加する見込みです 。

年次総人口65歳以上人口
2020年(実績)245,392人69,636人
2030年(予測)230,273人73,220人
2050年(予測)190,495人75,674人

この表からもわかるように、総人口は大幅に減少する一方で、高齢者人口はむしろ増加傾向です。いわゆる少子高齢化が今後より鮮明になります。

さらに、高齢化率の推移をみると、2020年時点で富士市の65歳以上の割合は28.4%で、全国平均とほぼ同等です 。しかしながら、将来的には2050年までに39.7%にまで上昇し、都市全体で約4割が高齢者となる予測です 。このように、富士市の年齢構成は急速に高齢化へ傾いていくと見込まれます。

世帯数・出生数といった関連データの推移から見る将来像

富士市における「世帯数」と「出生数」、そして「1世帯あたりの人数」の変化から、将来の姿をリズミカルに読み解きます。

項目 2024年/2023年 比較 10年前との変化
住民基本台帳世帯数(日本人) 105,972世帯(+658世帯・+0.6%) 約33.9%増(2001年の79,400世帯 → 2024年)
1世帯あたりの人数 2.3人(10年前は2.6人) 約0.4人減少
年間出生数 1,345人(2023年、前年比−7.9%) 2013年比で約−33.9%

まず、世帯数は2024年時点で105,972世帯となり、前年より658世帯増加し、10年間でじわじわ確実に増えてきています(2001年の79,400世帯から )。

その一方で、1世帯あたりの人数は2.6人から2.3人へと縮小し、核家族化や単独世帯の増加が進んでいる様子がうかがえます 。

さらに出生数を見ると、2023年は1,345人と前年より116人減り、14年連続の減少傾向です。そして2013年から比較すると約33.9%も落ち込んでいます 。これは少子化の流れが確実に富士市にも浸透していることを示しています。

こうした傾向—世帯数は増えるが小規模化し、出生数は大きく減る—は、将来的には人口構成に大きな影響を及ぼします。高齢化が進むなかで、若い世代の割合が相対的に減ることは、地域の活力や住宅ニーズにも直結するでしょう。

つまり、世帯構成の多様化や出生減少が同時進行するなか、将来を見据えるなら「小規模・多様な住まい」や「子育て支援との連携」がカギになります。ご自身が住まいを探す立場でも、また住まいを提供する立場でも、こうした視点は欠かせません。

人口減少・超高齢化が進む富士市の将来展望

富士市では、住民基本台帳や将来推計に基づき、総人口は今後着実に減少し、2020年の約24.5万人から2050年には約19万人規模へと縮小する見通しです。一方で、高齢化率は2020年の28.4%から2050年には39.7%に達し、およそ10人に4人が65歳以上という構造になると予測されています。高齢者の比率が急速に高まることによる社会課題への対応が不可避となります。

特に注目されるのは、要介護(要支援)認定者数の増加と、それを支える現役世代の大幅な減少です。2024年の要介護認定者は約11,800人で、2050年には約16,100人へと約36.6%の増加が予測されています。さらに、1人の認定者を支える現役世代(20~64歳)の人数は、2024年の17.6人から2050年には10.3人へと減少。支援の負担が大きくなることが明らかです。

このような状況に対して、自治体および住民に求められる視点や意識は次のとおり整理できます。

視点・意識具体内容目的・効果
地域包括ケアの深化医療・介護・生活支援・住まいを一体化したサービスの強化高齢者が住み慣れた地域で自立して暮らし続けられる環境整備
都市機能の集約空き家対策や交通ネット縮小を見据えた住宅・公共機能の再配置生活の質維持とインフラ持続性の確保
住民参加・支え合い地域コミュニティの活性化、住民同士の見守りや交流の促進孤立防止と地域の絆強化

このような視点に基づき、不動産業界としては地域貢献の方向性を以下のように考慮できます。まず、地域包括ケアを支える住宅設計の提案や高齢者対応リフォームの普及促進が重要です。また、都市機能の集約型まちづくりを見据え、生活利便性の高い立地での住まい提供に注力することも有意義です。そしてコミュニティを支えるため、新しい集いの場や交流促進につながる住まいづくりの提案も地域の安心・街の魅力づくりに寄与します。

まとめ

静岡県富士市の人口推移をみると、近年は人口減少と高齢化が進行しています。世帯数や出生数の変化から、今後も少子高齢化が続くことが見込まれます。こうした変化は地域の医療や生活環境に新たな課題をもたらす一方、今後の暮らしや住まい選びにも大きく影響します。人口動向を正しく把握することが、将来のライフプランを考えるうえでますます重要になっています。

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