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老後の住み替えはマンションがおすすめ!60代から探す理由も解説

老後の住み替えはマンションがおすすめ!60代から探す理由も解説

老後の住み替えを考える場合、マンションか一戸建てかで迷うものです。
そのような場合は、ご自身にとって重要なポイントを理解したうえで、住み替えを検討すると後悔することを防げます。
この記事では、老後の住み替えがうまくいくためのポイントを分かりやすく解説します。
終の棲家をお考えになっている方は参考にしてください。

老後の住み替えをしたほうがいい理由

老後の住み替えをしたほうがいい理由

50〜60代の方が老後の住み替えとして、一戸建てからコンパクトなマンションに移り住むダウンサイジングと呼ばれる現象が起こっています。
コンパクトなマンションが多く点在する立地の良いエリアに住めるのは、今後の生活を考えると大きなメリットです。
老後は立地の良いエリアに住みたい、不便なく楽しい老後ライフを送りたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
そのような方は、利便性の良いエリアに引っ越せれば、引退後の暮らし方の夢を実現することになるのではないでしょうか。
たとえば、郊外に一戸建てがあり今までは車で生活をしていた方でも、年齢が高くなれば、車の運転ができなくなります。
仮に、住んでいる場所がバスの本数が少なく、駅まで徒歩30分近くかかるとなれば、高齢になってからは買い物や外出が不便になってしまいます。
そのような状態になる前の50〜60代に立地の良いエリアに夫婦二人のみで暮らせるだけのコンパクトなマンションに住み替えをするのは有意義です。
ショッピングセンター、病院、駅などが徒歩圏内であれば、タクシーを使ったり運転免許を持っている子どもに頼んだりせずに、自分の足で気軽に出かけられます。
友人と会ってお茶を飲んだり、夫婦で外食をしたりする楽しみ方ができるでしょう。
また、たとえ子どもが遠距離で暮らすようになったとしても、駅に近い場所であれば、行き来しやすいです。
高齢になり、どちらかが先に逝ってしまっても、元気であれば一人暮らしも可能です。
仮に高齢者専用の施設に入居となっても、利便性の良いコンパクトなマンションならば買い手がつきやすいでしょう。
逆に住み替えせずに、郊外の一戸建てで暮らしたままになっているとしたら、いずれは車を使えなくなるため、どこへ行くにもタクシーが必要になり不便です。
タクシーを呼ぶのが億劫になり、孤立してしまう可能性も考えられます。
さらに一戸建てであれば、庭の手入れや老朽化する家のメンテナンスが煩わしくなり、業者への依頼も増えるでしょう。
そのたびにお金がかかってしまうと、生活費が厳しくなる場合も懸念されます。
このような理由からもわかりますように、老後の住み替えはご自身にとっても、ご家族にとってもメリットが大きいです。
仕事の引退後など、区切りの良い時点での住み替えを50代くらいから少しずつ検討していきましょう。

老後の住み替えはマンションがおすすめ

老後の住み替えはマンションがおすすめ

老後の住み替えとして、マンションか一戸建てを選ぶ際に重要となるポイントが3つあります。
まず1つめは、マンションの方が生活導線の負担が少ない点に着目してみましょう。
高齢になると自宅にいても階段などで転倒しやすくなり、ケガをするケースも多くなってしまいます。
しかし、エレベーターのあるマンションならば、上下の導線の負担軽減になり、転倒を防げるでしょう。
2つめは老朽化する一戸建てのメンテナンスや庭の手入れについてです。
マンションであれば、管理会社が入っているので、共用部分のメンテナンスを定期的におこなってくれます。
しかし、一戸建ての場合は自分でメンテナンスや庭の手入れをおこなうか、業者を手配するなどしなければいけません。
ご自身でガーデニングをおこなうのが趣味な方もいらっしゃるでしょうが、高齢化すると足腰に負担がかかり、煩わしくなる可能性もあります。
3つめは、マンションのほうが防犯面や訪問販売を敬遠しやすい点です。
高齢者を狙った犯罪は多くあり、どちらかというとセキュリティー対策が甘いため、一戸建ての方が狙われやすいです。
そのため、一戸建てに住んでいる場合は常に警戒心を持っていなければいけません。
しかし、マンションであれば、防犯対策などが厳重なので、防犯面や悪質な訪問販売を防ぐのが可能です。
マンションにもよりますが、防犯カメラ、オートロック、モニター式インターホン、防犯センサーなどが設置されている所が多いです。
また、シニア向け住宅を老後の住み替えに考えるケースもあります。
シニア向け住宅は賃貸タイプのサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)と分譲タイプのシニア向けの分譲マンションが存在します。
サ高住はバリアフリーになっており、必要に応じて介護を受けられる見守りサービス付きです。
シニア向けの分譲マンションは、年齢制限つきで食事サービス、介護サービスなどが申し込めるようになっています。
ただし、シニア向け住宅は重度な介護はできないため、介護度が上がると介護が難しいなどの理由で転居しなければなりません。
また、分譲の場合は、住まなくなった後に売却するのは難しいなどのデメリットがあります。
さらに、シニア向け住宅は種類が少なく、分譲の場合は高額になるため、慎重に選ぶ必要があるでしょう。
資金計画の方も万全にしなければ、子ども世代に迷惑をかけてしまいます。

60代でも老後の住み替えは可能

60代でも老後の住み替えは可能

老後の住まいは50代くらいから探していくのが理想です。
しかし、60代だからといって、老後の住み替えの選択肢は少ないのではないかとあきらめてはいけません。
60代でも老後の住み替えは可能なので、持ち家を活かしてリフォームするか、別のところに住み替えるかなど、いろいろと考えられます。
そのような60代の住み替えでは、資産価値や換金性も考慮することが大切です。
なぜなら、高齢になって夫婦二人暮らしや一人暮らしが困難になり、老人ホームに入居したり子どもと同居したりする場合が考えられるからです。
そのような状態になったとき、資産価値のあるマンションなどの物件を持っていれば、売却したり賃貸物件にして家賃収入を得たりできます。
もしも、住んでいる自宅を売って中古物件か新築物件に住み換えるのであれば、自宅の売却のみでなく、物件の購入についても同時に進めなくてはいけません。
そのためには、先に自宅を売却する売り先行きか、先にマンションを購入する買い先行きかを考える必要があります。
それぞれ良いところ、要注意なところはありますが、おすすめなのは、ローンが残っていなければ買い先行きがおすすめです。
あわてずにじっくりと終の棲家を探せるからです。
しかし、購入物件が決まってから売却依頼するのでは遅いため、お気を付けください。
一戸建てや中古マンションは売出しから売却に6か月以上かかることを覚えておきましょう。
上記で説明しましたように、資産価値や換金性も視野に入れたい60代70代の住み替えは、不動産仲介会社に相談するのが得策です。
できるだけ早めに相談して、住み替えの準備に取りかかった方が良いでしょう。
その際には住み替え先をマンションにするか、一戸建てにするか、どのような場所に住みたいかなどをしっかりと考えて不動産会社に伝えてください。
そして、資金計画なども含めて、老後の住まいを快適にするためのポイントをしっかり整理しておくようにしたいものです。
家族や親戚などとよく話し合って、今後の住まいについて考えてみましょう。

まとめ

老後の住み替えは、将来的な売却などを考えると、駅近などで便利な場所にあるマンションがおすすめです。
一戸建てはメンテナンスや庭の手入れ、階段などの危険性を考えるとあまりおすすめできません。
他にはシニア向け住宅もありますが、将来的に介護が必要になった場合は退去になります。
資産価値のある物件を見つけるには、できるだけ早めに検討して信頼できる不動産会社に相談しましょう。