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浴室のリフォーム手順はどう進める?予算の目安や費用内訳も紹介

リフォームに関して

出石 世一郎

筆者 出石 世一郎

不動産キャリア15年

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浴室のリフォームを考えるとき、どのような手順で進めたら良いのか、また費用はどれくらいかかるのか、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。特に中古住宅の場合、現状の劣化状態やリフォーム後の使い勝手も気になります。本記事では、浴室リフォームの具体的な手順や予算の目安、費用を抑える工夫まで、誰でも分かりやすく解説します。理想の浴室を実現するための参考に、ぜひ最後までご覧ください。

中古住宅における浴室リフォームの事前準備と現状把握

まずは浴室まわりの劣化をしっかり確認しましょう。タイルにひび割れや浮きがないか、コーキングの傷み、目地のカビの有無は劣化の代表です。とくに築20年を超える在来工法の浴室では、タイル下の防水層や土台の腐食も珍しくありません。そのため、下地補修の必要性は全体の2~3割にのぼるともいわれます。建材の状態がどのくらい傷んでいるのか、専門家の診断を受けた上で進めると安心です。

チェック項目確認内容注意点
タイル・目地 ひび割れ・欠け・浮き、カビの発生 水漏れや清掃性低下につながる
コーキング 黄ばみ・破れ・すき間 水の侵入路となり土台腐食の原因に
下地・構造 床下・土台の腐食、シロアリ被害 補修には費用・工期が追加になる可能性あり

次に、どんな浴室にしたいのか目的をはっきりさせましょう。清掃のしやすさ、ヒートショック対策を意識した断熱性、段差のないバリアフリー化など、目的によって仕様や予算調整が必要になります。例えばユニットバスであれば一体構造で隙間が少なく、清掃性も断熱性も向上し、工期の短縮にもつながります。

見積もりの段階では、事前見積もりをとって、予備費も含めた予算計画を立てることが大切です。在来浴室からユニットバスへの全面リフォームなら、65~150万円が相場で、下地補修が必要な場合はさらに5~15万円程度上乗せされることがあります。在来同士の補修だけなら、50~200万円になることもあります。なお、補助金や助成制度を活用できる可能性もあるため、事前に自治体の案内を確認するようにしましょう。

浴室リフォームの標準的な手順と工期感

中古住宅の浴室リフォームでは、まず現在の浴室の形式により工程が異なります。以下に在来工法(タイル浴室)からユニットバスへ改装する場合、そして既存ユニットバスからの交換の場合の代表的な手順と工期の目安を整理いたしました。

リフォームの種類 主な工程 工期の目安
在来浴室 → ユニットバス 解体・土間撤去 → 給排水・電気工事と下地補修 → コンクリート打設・養生 → ユニットバス組立 → 内装・清掃 4~7日程度(現場状況により前後)
ユニットバス → ユニットバス 既存ユニット解体 → 配管・電気調整 → 新ユニット組立 → 開口枠取付・仕上げ 3~4日ほどが一般的

まず、在来工法からの改装では、タイルや土間を撤去し、下地の整備と配管・電気設備の調整を行った上でコンクリートを打ち、乾燥(養生)期間を確保する必要があります。この工程のため、一般的に4~7日間を要します。気候や乾燥条件によってはさらに日数がかかる場合もあるため、あらかじめ余裕を持って予定を立てるようにしましょう。

一方、既存ユニットバスから同様のユニットバスへ交換する場合は、解体から組立、仕上げまで比較的短期間で済み、3~4日ほどで終了することが一般的です。

このような構成により、リズムよく手順を把握できるだけでなく、利用者の皆さまにとって見通しのよいスケジュールを提案できます。工期の調整や空き状況のご相談などがございましたら、いつでもお気軽にお声かけください。

予算の内訳とリフォーム費用の目安

中古住宅の浴室リフォーム費用は、多くの要素で構成され、価格帯には幅があります。まずは主な費用項目を以下の表にまとめました。

項目費用目安
ユニットバス本体(グレードによる)約30万円~120万円
解体・撤去費用約3万円~13万円(+在来浴室なら追加補修あり)
配管・電気・基礎などの工事費約15万円~30万円
産業廃棄物処分や諸経費約7万円~15万円相当

本体はローグレードでおよそ30万円から、ハイグレードだと100万円以上になることもあります。解体工事や下地補修、電気や給排水工事などを含めると、全体でざっくり100万円前後になることが一般的です。

具体的には、在来浴室からユニットバスへのリフォームでは、一般的に70万円から200万円ほどが相場です。グレードや現場の状況によって上下します。

一方、既存ユニットバスからの交換の場合は、やや価格が抑えられ、75万円から150万円が目安です。ただし短工期での作業となるため、工期重視の方には向いています。

予算を抑える工夫としては、まず本体グレードを見直すことが効果的です。ハイグレードよりもミドルやローグレードを選ぶことで、数十万円の差が生じることもあります。

また、地元の専門業者に依頼すると、施工費用が抑えられるケースもあります。補助金や助成制度を併用することで、さらに費用負担を軽減する方法もあります(詳細は別見出しにて)。

ご提案のまとめ:

  • 本体・工事・処分・諸経費を含めて、総額100万円前後が標準の目安
  • 在来浴室→ユニットバス:70~200万円、ユニット→ユニット:75~150万円
  • コスト抑制にはグレードの見直しや地元業者、補助制度の活用が有効です

補助金・助成制度を活用した費用軽減の方法

浴室のリフォームは費用の負担が大きくなりがちですが、国や自治体のさまざまな補助制度を活用すれば費用を抑えることが可能です。以下に、代表的な制度とその特徴、申請の流れ、そして補助による軽減効果を表形式で分かりやすくご紹介します。

制度名 対象工事・概要 補助内容(目安)
長期優良住宅化リフォーム推進事業 インスペクション実施、耐震・劣化・省エネなど性能向上を伴うリフォーム 評価基準型:8万円〜13万円(1戸あたり)、認定型:16万円〜21万円(※条件により加算あり)
ライフサポート推進事業 劣化対策、耐震、省エネ、バリアフリー化などを含む性能向上リフォーム 対象費用の1/3(上限100万円)
介護保険による助成 浴室の手すり設置、段差解消、滑り防止対策、引き戸への改修など 所得に応じて7~9割補助(上限18万円)

(表の補助額はあくまで目安です。申請条件や時期、自治体により異なりますので、詳細はご確認ください。)

まず、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、リフォーム前に住宅のインスペクションを実施し、工事後には耐震性・劣化対策・省エネルギー性を満たす必要があります。この条件を満たせば、評価基準型で最大80万円、認定長期優良住宅型では最大160万円の補助が受けられます。さらに、三世代同居改修や子育て世帯、若者世帯、既存住宅購入後のリフォームなどの場合は、50万円の加算もあります。手続きは登録済の補助事業者が行い、発注者は業者を通じて対応することになります。なお、最低対象工事費が30万円以下の場合は補助対象外となります。こうした条件や流れは国土交通省による制度概要にも明記されています。

次に、「ライフサポート推進事業」は、国土交通省が行う高齢者の住まいの性能向上を目的とした補助制度です。劣化対策・耐震・省エネなどを含むリフォーム費用の1/3が補助となり、上限は100万円です。住宅の広さや構造によって対象にならない場合もあるため、工事の前に条件を確認することが重要です。

また、「介護保険による助成」は、高齢者や要介護者が安心して入浴できるよう、手すり設置や段差解消、滑り止め床材の設置、引き戸への変更等に対して、所得に応じて7〜9割が補助され、上限は18万円とされています。浴室のバリアフリー化には有効な手段です。

補助金を受けるためには、まず対応可能な補助事業者(業者)が登録されているか確認してから相談するのが得策です。申請は原則、工事業者が行い、交付された補助金額を請負代金に充当するか、現金で還元する方法を選ぶことが多いです。工事着手前の申請忘れや、補助枠の終了にはくれぐれも注意しましょう。

実際の効果としては、リフォーム総費用が100万円の場合、ライフサポートで約33万円がカバーされる可能性があります。さらに、長期優良リフォーム推進事業を併用すれば、評価基準型で最大80万円、認定型なら最大160万円、条件が重なればさらに50万円加算されるなど、かなりの費用軽減につながります。このように補助制度を組み合わせて活用することで、家計への負担を大幅に和らげることが可能です。

わたしたちの会社では、こうした補助制度も踏まえた見通しの立て方や、補助対象工事かどうかの判断、お見積もりの提示を丁寧にお手伝いしています。お気軽にご相談くださいませ。

まとめ

中古住宅の浴室リフォームは、現状の劣化状況や住まい方に合わせて適切な手順を踏むことが大切です。下準備や現状把握、目的の明確化により無駄を省き、困惑せず進められます。費用の内訳や標準的な工期を知ることで、しっかりと計画を立てられます。補助金や助成制度を活用すれば、予算負担も軽減できますので、ぜひ前向きにご検討ください。安心で快適な浴室空間を実現しましょう。

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