建物構造は鉄筋コンクリートが良い?メリット・デメリットをご紹介
マイホームの購入では、間取り以外にさまざまな条件を見比べる必要があります。
とくに、建物構造は住みやすさにも影響を及ぼすため、慎重に選ぶことが大切です。
そこで今回は、建物構造が鉄筋コンクリートであるメリットやデメリット、おすすめしたい方の特徴をご紹介します。
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建物構造が鉄筋コンクリートであるメリット
マンションの建物構造は「鉄筋コンクリート造」「鉄筋鉄骨コンクリート造」「鉄骨造」の3タイプが一般的です。
そのなかでも、鉄筋コンクリート造は鉄でできた棒、つまり「鉄筋」を芯にして、コンクリートを流し固めた素材を用いる工法を指します。
マンションにおいてはもっともスタンダードな工法で、あらゆる物件に使用されているのが特徴です。
ケースによっては「RC造」とも呼ばれており、高い耐震性を維持するのに優れている特徴があります。
そんな鉄筋コンクリート造のメリットは、以下のとおりです。
マイホームの建物構造選びで迷ったときに、参考にしてみると良いでしょう。
鉄筋コンクリート構造のメリット①遮音性が高い
建物構造が鉄筋コンクリートだと、高い遮音性が期待できます。
遮音性の低い建物は音漏れがしやすく、近隣トラブルに発展しやすいため、とくに木造住宅は購入を敬遠されがちです。
鉄筋コンクリート造の建物は木造の約10倍もの遮音性があるので、ドアの開け閉めや歩く音が近隣住宅に響く心配も少ないでしょう。
足音や食器を片付ける音など生活音が周囲の部屋に漏れるのを防ぎたい方は、遮音性の高い鉄筋コンクリート造の物件に住むことをおすすめします。
鉄筋コンクリート構造のメリット②耐震性・耐火性がある
耐震性や耐火性があるのも、鉄筋コンクリート造のメリットです。
日本では地震が多く、倒壊や火災・浸水などの被害に備えて、住宅に高い耐震性を求めます。
築年数の経った建物はひび割れや倒壊の危険性があるので、購入時にはどのくらいの災害に耐えられるかチェックしておく必要があるでしょう。
とくに、築年数が50年以上経った古い建物は現在の建築基準法を満たしていない「旧耐震基準」の可能性もあります。
万が一に備えて、耐震性・耐火性の強い鉄筋コンクリートの建物を購入しておくのもひとつの手段です。
鉄筋コンクリート構造のメリット③デザイン性が高い
鉄筋コンクリート造の建物は、デザイン性が高いメリットもあります。
木造住宅と比較しても、打ちっぱなしや吹き付けの塗装など、おしゃれなデザインが多いです。
石やタイルの貼り付けなど、さまざまな表面加工ができるのも特徴で、スタイリッシュなマイホームが手に入ります。
また、木造と比べると柱がない分、空間に開放感を抱きやすいのも鉄筋コンクリート造の魅力です。
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建物構造が鉄筋コンクリートであるデメリット
鉄筋コンクリート造には多くのメリットがありますが、もちろんデメリットも存在します。
デメリットを把握せず魅力だけで決めてしまうと、購入後に後悔するおそれがあるでしょう。
マイホーム購入を失敗しないためにも、以下のデメリットを押さえておくことが大切です。
鉄筋コンクリート構造のデメリット①家賃が高くなる
建物構造が鉄筋コンクリートの物件は、住宅購入にかかる価格や家賃が高くなる可能性があります。
これは、工期が長く建築コストがかかるためです。
くわえて、石やタイルといった比較的高価な仕上げ材を使っている傾向があることも要因に挙げられます。
マイホームを購入するときには資金計画をしっかり立てていないと、家計を圧迫させるおそれもあるので注意しなければなりません。
鉄筋コンクリート構造のデメリット②結露が起こりやすい
結露が発生しやすいことも鉄筋コンクリート造のデメリットです。
コンクリートは気密性が高く、木造と比べて湿気がこもりやすいのが特徴です。
定期的にメンテナンスをしていないと、カビが大量に発生し、見た目や健康に影響を及ぼしてしまうでしょう。
ただ、2003年におこなわれた建築基準法の改正後は、24時間換気システムの設置がすべての住宅に義務付けられました。
これにより、2003年以降に建築された住宅は、比較的湿気がこもりにくい環境です。
鉄筋コンクリート構造のデメリット③床が硬い
建物が鉄筋コンクリート構造だと、床が硬い可能性があります。
歩行時に負荷がかかるほか、転倒のリスクもあるので、家族構成によってはカーペットを敷くなど対策が必要です。
家族に小さなお子さんや高齢者がいるときは、とくに注意しなければなりません。
ライフスタイルや家族構成次第では、鉄筋コンクリート造より畳のある木造住宅を選んだほうが良いケースもあります。
それぞれの状況を踏まえながら、最適なマイホームを購入することが大切です。
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鉄筋コンクリート構造の建物がおすすめの方とは
鉄筋コンクリート造の物件を購入するかどうか迷っている方は、おすすめできる方の特徴をあらかじめ知っておくと良いでしょう。
鉄筋コンクリート造の建物を購入すると良い方は、以下のとおりです。
マイホーム購入で安全性を求める方
マイホームの購入において、安全性を重視する方は鉄筋コンクリート造の建物が向いています。
災害に備えて、高い耐震性や耐火性・遮音性を求める方にもおすすめです。
マイホームを購入するときの条件として、住宅の品質を優先する方は他の構造よりも鉄筋コンクリート造を選ぶと良いでしょう。
なお、新築時の建築コストを抑えたい方は、鉄筋コンクリート造ではなく鉄骨造や木造をおすすめします。
また、防音性を求めるときは、構造以外にも壁の厚さや床の構造・窓サッシの性能なども確認しておくことが大切です。
可能であれば、隣の生活音がどの程度聞こえるか、実際に内見で確認しておくと良いでしょう。
都市部の交通量が多い道路沿いに住みたい方
都市部など、一定の騒音が想定される地域に住みたい方にもおすすめです。
とくに、交通量が多い道路沿いの住宅は、高い遮音性が期待できます。
生活音だけでなく、車などの外部騒音も軽減できるので、小さなお子さんと住む方にも向いているでしょう。
さらに、都市部エリアは、ペット可能物件や楽器が演奏できる物件も多いのが特徴です。
このようなライフスタイルを叶えたい方は、木造や鉄骨造ではなく鉄筋コンクリート造の建物に住むことをおすすめします。
冷暖房を長時間使用する方
コンクリートは外気の影響を受けにくく、蓄熱性が高いといった特徴もあります。
そのため、家にいる時間が長く、冷暖房を常に使用する方にもおすすめです。
子育てをしている方や在宅ワークの方にも重宝するので、マイホームの購入を検討している方は参考にしてみると良いでしょう。
マイホームの購入では、何を優先するのか条件に順位を付けておくと、スムーズに物件を選べます。
条件と予算を照らし合わせて、最適なマイホームを手に入れましょう。
予算を設定するときは、希望の額とこれ以上使えない上限額を設定しておくのがおすすめです。
2種類の予算を決めておけば、金額が大幅にオーバーする可能性も少なくなります。
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まとめ
鉄筋コンクリート造のメリットは、遮音性・耐震性・耐火性が高いことです。
デザイン性も優れていますが、価格が高くなりやすいことや結露が発生しやすいことはデメリットに挙げられます。
このような住宅に向いている方の特徴は「安全性を重視する方」「交通量が多い地域に住みたい方」「冷暖房を長時間使用する方」です。
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